世界を表す易の世界

すべてのものには陰と陽があります。表裏一体、どちらか一方が欠けても存在できません。男と女、善と悪、生と死。一方があることで、必ずもう一方も存在する、それが真理です。すべての事象はこの陰陽が影響しあって起こるとされています。

「大宇宙の全ての総ては無限の活動をしている」

この実相、つまり、世界・宇宙を構成するありのままの姿が、気学や易学の原理となっています。

人も宇宙の一部

わたしたちは単独でこの世に存在することはできません。生みの親がいて、育ててもらい、社会に守られ、社会に貢献し、伴侶と共に家庭を守り、次の命をつないでいく・・・さらには、誰かが作ってくれた食べ物、衣服、家、その材料を生みだしてくれた別の生物、自然の営み、宇宙の活動、と、あらゆるものと複雑に関係し、相互に影響しあいながら存在しています。

一か所で起きた変化が、まるで波紋のように別の存在に広がり、別の影響を及ぼす・・・。一見、デタラメに起こっているかに見える影響の連鎖には真理があり、それを読み解きながら開運の道を探り出す易学。また、天地自然の真理を悟り、天の意に従ってあなたの生きる道を求めることができるのが易学の根本です。

易学鑑定で何がみえるのか

易学を人生に活用することによって「天命をまっとうする」という易道が成立します。天命とは、人間が一生をかけてやり遂げなければならない天から授けられた命(めい)です。一般的には運命と呼ばれます。

易者の道具の一つに八卦というものがあります。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」などで知られる八卦(はっか)は、宇宙・自然をそのまま写し取ったものです。人も宇宙の一部ですから、この八卦の中に「あなた自身の一生」も存在しています。易学は八卦に刻々と現れる事象の変化・組み合わせを読み解くことで、八卦が何を示しているのか明らかにしていく学問です。八卦を表すと以下のようになります。

易学はまた、気学と同じく「開運の学問」でもあり、ふたつは表裏一体の関係にあります。万が一、易学によって将来悪いことが起きるという結果が出ても、それを避けるためにどうしたらよいのかという知識を得、準備をすることで回避し、より良い人生に転換できます。「どうすれば良いか」「進むべき道はどこか」の正しい答えを導き出し、わたし達に示してくれる易学。ゆえに気学と並んで「開運の学問」と位置付けられているのです。

問題を解決できないとき、選択に迷ったとき、易学を用いてより良い道筋を明らかに致します。また人生全般の開運の指針として、易学はあなたの助けとなります。あなたの想像もしない答えを易学は具体的に示してくれるかも知れません。

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