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四季折々、季節の変化にはぐくまれてきた私たちの暮らし。
形あるものから、形にできない精神の世界まで。
日本人の生活や文化は、季節によって育てられたと言っても過言ではありません。
季節は大気の変化。その変化はわたしたちの暮らしや精神にも大きな影響力を持っています。
ここでは、季節ごとに実践できる気学の知識や応用、日常に隠れた気学など、工一学山の目線で徒然に語ってゆきます。
5月の開運気学
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食べて開運!季節の和菓子
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暦を愉しんでゆとりの開運?
皆さんお元気ですか。工一学山です。
山々の緑が日ましに深まり、爽やかな風が心地よい季節になりました。
とはいえ、時折、襲うようにやってくる暑さに、驚きを隠せない日もあります。
皆さん、体調の管理、しっかりとしていきましょう。
早寝早起きが出来ると良いですね。
さて、みなさんは5月の節変わり、「立夏」をご存知ですか?
二十四節気のひとつですね。
この日から夏の気が立ち始めますよ・・という意味から立夏と称されました。
今年の立夏は5月5日22時25分でした。
ところで、5月5日は端午の節句ですね。
古代中国では「端」は「初」であり、「五」と「午」は同じ音であることから、端午は5月の初めの5日を意味しました。
端午の節句が近くなると、店頭でよく目にする季節の和菓子があります。
風味豊かな柏の葉に包まれた、柏餅です。
端午の節句に柏餅を食べた人も多いのではないのでしょうか。
柏餅は5月を代表する季節の和菓子ですが、6月の和菓子は何でしょうか?
正解は・・・水無月(みなづき)です!
水無月を知らない人もいるかもしれません。
この和菓子は「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」に深く関わりがあります。
夏越の大祓は、大祓(おおはらえ)の一種です。
これは1年の真ん中にあたる月日・6月30日に半年分の厄払いをし、残り半年の無病息災を願う、宮中行事です。
かつて、宮中の貴族たちが行っていた「夏越の祓」では、6月30日に氷室(ひむろ)から取り出した氷(雪)を食べる風習がありました。
この時代の氷室の氷は大変な希少品で、貴族であっても手に入りにくい貴重品でありました。そのため、氷に替わる品として、氷に見立てた三角形の「白いういろう」の上に、厄除け等に良いとされる「小豆」を乗せた和菓子・「水無月」を食べるようになったと言われています。
この、水無月の形にも深い意味を感じます。
気学でも三は変化の数、始まりの数とも言われています。水無月が三角形なのも納得です。
さぁ、それではみなさん、さっそく近所の和菓子屋さんに足を運び、水無月と美味しいお茶とともに、この半年を振り返り、新しく迎える半年を、ゆっくり考えてみてはどうでしょうか。
日々の慌ただしい中、季節の移ろいや、日本の素晴らしい行事を忘れがちになるもの。
ちょっと手を休めて暦を確認する、そんなひと時が持てたら最高ですね!
今回の季節の気学は如何でしたでしょうか。
次回もお楽しみに。
2018/5/22
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