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四季折々、季節の変化にはぐくまれてきた私たちの暮らし。
形あるものから、形にできない精神の世界まで。
日本人の生活や文化は、季節によって育てられたと言っても過言ではありません。
季節は大気の変化。その変化はわたしたちの暮らしや精神にも大きな影響力を持っています。
ここでは、季節ごとに実践できる気学の知識や応用、日常に隠れた気学など、工一学山の目線で徒然に語ってゆきます。
3月の開運気学
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春のお彼岸・秋のお彼岸
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お墓参りで開運!?
皆さんこんにちは、工一学山です。
いかがお過ごしでしょうか。
さて、春のお彼岸が3月17日から3月23日にありました。
ご存知とは思いますが、彼岸とは年に2回、春と秋にあり、春分の日、秋分の日を中日とし、その前後3日間をさします。彼岸にはご先祖様の精霊を供養し、墓前に花やお線香を手向けますね。
その際、ぼたもちを食べたり、おはぎを食べたりする訳ですが、なぜお彼岸にぼたもち(おはぎ)を頂くようになったのでしょうか。
そこには季節に応じた日本人の心の細やかさがありました。
彼岸の時期になるとお店にはおはぎが並びます。最近では、炊いてついたモチ米をあんこで包んだ食べ物は「おはぎ」とされていますが、本来は、春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」が正解です。
それぞれを漢字で書くと、ぼたもちは『牡丹餅』、おはぎは『お萩』となり、季節の花が名称に反映されていることがわかります。
春は「牡丹餅」なので、牡丹の花と同じく餅を丸く大きくしました。
秋は「お萩」なので、萩の花のように小ぶりで丸長に作られていました。
そんなぼたもち(おはぎ)の原料である小豆(あずき)は、赤い色をしています。この赤い色は鬼が嫌うとされ、魔を払う(邪気を払う)、災難除けに効果があるとされることから、使用されたようです。
また、コメも五穀豊穣を意味します。
そう考えると、お祝いごとにお赤飯を炊いて食べるのも納得ですね。
お彼岸には、皆さんお墓参りに行かれると思いますが、お墓に行かれた際は墓石に水をかけ、コケや汚れを取って綺麗にしてあげたり、草が生えていたら草を抜いて除草して下さい。
これらを心を込めて行う事で、自然とご先祖様に対して感謝の気持ちが芽生える事と思います。自分のルーツであるご先祖様に対しての感謝は、自身を大切に思う事と同じです。
墓石や墓の周りを綺麗にしたら、花を供え、線香を供え手を合わせ、ご先祖様のご供養と共に、日々の感謝や、自分の日頃の出来事などをお伝えする良い機会となさって下さい。
現代は何事も慌ただしく、生活や時間に追われてしまうこともあるかと思います。
でもあえて、春や秋の彼岸に墓前に出向き、手を合わせる事で、心のゆとりがもてるかもしれません。心のゆとりは幸せの始まりです。
全ての事柄は、現在だけではなく、過去と未来につながっています。
だからこそ、私たちは「お墓参り」を大切にしたり、歴史の本を読んで過去に想いを馳せたり、未来のテクノロジーに期待をしたりするのではないでしょうか?
秋の彼岸は9月20日から9月26日になります。
今から予定を入れ、お墓参りに是非行ってみましょう。
今回の、季節の気学は如何でしたでしょうか。
次回もお楽しみに。
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