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四季折々、季節の変化にはぐくまれてきた私たちの暮らし。
形あるものから、形にできない精神の世界まで。
日本人の生活や文化は、季節によって育てられたと言っても過言ではありません。
季節は大気の変化。その変化はわたしたちの暮らしや精神にも大きな影響力を持っています。
ここでは、季節ごとに実践できる気学の知識や応用、日常に隠れた気学など、工一学山の目線で徒然に語ってゆきます。
4月の開運気学
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季節の移り変わりを感じましょう
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休んで開運?
皆さんこんにちは、工一学山です。
花の便りが次々に届くこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
新天地での生活を始めた方もいらっしゃるかもしれませんね。
4月は気候も徐々に安定し、新たなことへの期待感が高まったり、やる気にも満ちあふれてきます。気学からみても、色々な事に挑戦したくなる良い季節です。
考えてみると、日本の4月は新しい年度の始まりです。会社であれば入社式、学校であれば入学式や開講式などが行われます。
一方で、グローバル化や優秀な人材確保のため、入社式や入学式を9月に行うところも徐々に増えてきているようですね。
9月に入学式や入社式が行われるというニュースを初めて聞いた際は、自然の摂理を考えると多少の違和感を覚えたものです。
これからの動向が楽しみな所でもあります。
ところで昨今、畑仕事やガーデニングが盛んですね。
どんな花を植えようか?
どこに花壇を作ろうか?
今年はこの野菜を育ててみよう!
と、考えるだけでもウキウキと楽しい気持ちになります。
実際に、土をさわり、タネや花・苗木などを植えたり、関わる事で、癒しの効果があるようです。
今まで土いじりは好まれなかった方も、是非トライしてみては如何でしょうか。
とはいえ、実は「土いじりをお休みした方が良い時」があるのをご存知でしたか?
その時期は4月、7月、10月、1月にあります。
この時期は「土用」と呼ばれています。
「土用の丑の日」で馴染みがあると思いますが、土用は夏に限られたものではありません。
「土用」は立春、立夏、立秋、立冬の前の、それぞれ約18日間を指します。
この時期は、土いじりはお休みしましょう。
なぜならこの時期、日本は「四季の変わり目」であるのです。
春から夏へ、夏から秋へ、秋から冬へ、冬から春へと季節が変わる変動期なのです。
ちょっぴり長い、土とのふれあいをお休みする期間。
でもそれが、自然を大切にし、自然の摂理に従い、自然と共に生きてきた日本人の知恵であり、開運の一歩であるとわたしは思います。
今回のサブタイトル「休んで開運?」の意味、お分かり頂けましたか?怠け者のように休むのではなく、次のステップへの大切な準備として物事を控える、休む、ということは、他の事柄においても重要なことです。
今回の季節の気学、楽しんでいただけましたでしょうか。
次回もお楽しみに。
【補足】
夏になると「土用丑の日はウナギを食べましょう」なんて宣伝がお店に書いてありますよね。
これは「夏場の土用の丑の日」を取り上げたわけですが、真夏の暑い時期にウナギを食べて滋養をつけましょう!と世間に広めたのは、幕末の知識人・平賀源内と言われています。
夏場の土用の丑の日にウナギを食べるのは、ウナギ屋さんの宣伝を頼まれたから、と言われる説もありますが、わたしは、ウナギの性質や栄養から見て、自然の摂理を取り入れた上手な組み合わせだと思うのです。
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