風水鑑定で開運の未来へ。鑑定士 工一学山
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四季折々、季節の変化にはぐくまれてきた私たちの暮らし。
形あるものから、形にできない精神の世界まで。
日本人の生活や文化は、季節によって育てられたと言っても過言ではありません。
季節は大気の変化。その変化はわたしたちの暮らしや精神にも大きな影響力を持っています。
ここでは、季節ごとに実践できる気学の知識や応用、日常に隠れた気学など、工一学山の目線で徒然に語ってゆきます。
7月の開運気学
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お辞儀と言う作法の大切さ
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素敵なコミニケーションで開運!
皆さん、お元気ですか?
工一学山です。
九州地方、及び、全国各地での集中豪雨による甚大な被害、心よりお悔やみ申し上げます。
被災された皆様が、一日も早く日常生活を取り戻されることを、お祈りする次第です。
さて、日本には沢山の作法がありますが、その中には、礼法と呼ばれる
礼儀作法もあるのをご存知でしたか?
今回、礼儀作法の一つである「お辞儀」について、お話したいと思います。
最近、ネットやSNSなど、デジタルツールによって私たちは互いに「つながっている」と
錯覚しがちですが、本当につながるのは、お互いの心が触れ合ったときではないかと思うのです。
そうは言っても、心は目に見えませんし、私たちはそう簡単に、他人に対して心を開くことはできません。
心を開いてもらうにはどうしたらよいのでしょう?
色々な事柄が考えられると思いますが、その一つとして、「礼儀」があると思います。
そして、その礼儀を体現すると「お辞儀」になるのではないでしょうか。
心を開いてもらう、つまり、人付き合いの基本となるお辞儀、あなたはどのようにされていますか。
習慣だから、みんながそうしているから、という風に思われるかもしれませんね。
お辞儀は元来、頭を下げることによって、自分が相手に対して無抵抗であることを示すものでした。
そしてまた、相手に敬意を表す時に頭を下げた(お辞儀した)のです。
「お辞儀」は、敵対心がない事を相手に表し、これからの物事をスムーズに進めていくためのコミュニケーションを図る一つの作法(礼法)だったのです。
では、いつ頃から日本人はお辞儀をするようになったのでしょうか。
ひもとくと、古文書の『魏志倭人伝』(ぎしわじんでん)にも、貴人に対してひざまづき、頭を下げる日本人の様子が書き記されており、お辞儀は古来から日本にある作法(礼法)であったという事がわかります。
実はこのお辞儀、立っている場合、座っている場合、いずれの場合も、どれだけ気を配るかによって「会釈」「礼」「最敬礼」の3つに分かれている事をご存知でしたか?
「会釈」は、日常の挨拶の時に多く用いられます。
「礼」は、頼み事や御礼などに用います。
「最敬礼」は、特殊な場面、例えばコンサートでの挨拶などで使用したり、謝罪したりする際に用いる礼法です。
お辞儀をする際の目安として、まっすぐ直立した人が、頭を前に下げる角度を基準とし、
会釈は15度、礼は30度から40度、最敬礼は60度と考えられています。
相手に自分の気持ちを分かってもらうのが大事ですから、鏡の前などで、しっかりとお辞儀が出来ているか確認するのも良いですね。
最近では、お辞儀をする子供が少なくなってきたように感じます。うなずく程度に首を動かすのがお辞儀だと、勘違いしている子も多いようです。
身近な親や大人が、お辞儀の大切さや、お辞儀の仕方、また、なぜお辞儀をするのかを、教えていかなくてはと思います。
そのためには、私たち大人がお辞儀に対して興味を持ち、正しいお辞儀を身に着けなくてなりません。
心がシャンとし、気持ちの良いお辞儀を実感するには、神社での参拝を思い出すのも良いでしょう。
神社でお詣りする際の二礼二拍手一礼・・・実はこの二度、礼をするのは、まさしく「礼」です。
最後に深く頭を下げて願う際の一礼には「最敬礼」を行います。この礼法は、神様に対して最高の敬意と礼儀を表しているのです。
「お辞儀」という当たり前の習慣は、神様に敬意を表し、周囲の人にも敬意を表してきた、素晴らしい日本の作法(礼法)です。
人間関係を円滑に、明るく、楽しく、そして敬意を表すことの出来る、大切な礼法「お辞儀」。
人間関係が楽しいものであれば、日常生活も楽しく、明るくなってきます。当然、自分の気持ちも前向きになり、その心持が開運を導いてくれるのです。
当たり前の習慣としてなおざりな、お辞儀をしているなら、これを機に、自分のお辞儀を見直してみては如何でしょうか。
今回の季節の気学、如何でしたか。
また、次回をお楽しみに。
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